このアンケートは、2022 年 9 月~10 月に Django Software Foundation と JetBrains が共同で実施した第 2 回年次 Django 開発者アンケートです。 フレームワークとそれを取り巻くエコシステムの現状を把握するため、248 の国と地域から 4,900 人の Django ユーザーとファンを対象に実施しました。
55%
0%
4.1
34%
0%
4.0
47%
75%
3.2
10%
30%
3.1
13%
39%
3.0 以下
大半のユーザーは最新バージョンの 4.1 に移行済みですが、ほぼ半数の Django 開発者は依然として 3.2 LTS バージョンに依存しています。
経験豊富な Python 開発者は Django バージョン 3.1 以前を使用していますが、使い始めたばかりのユーザーは最新バージョンのみを使用しています。
Django 開発者は通常、安定版のリリースごと(44%)か長期サポート契約でのみ(LTS)(32%)アップグレードしています。
Django は PostgreSQL、SQLite、MySQL、MariaDB、Oracle の各データベースを正式にサポートしています。 昨年のアンケート以来、PostgreSQL の人気はさらに高まり、そのシェアは 2% 増加しています。
Django がサポートしていないデータベースを使用しているのは、開発者のわずか 6% です。 これらの開発者が最も多く言及したデータベースは MongoDB です。
Redis でのキャッシングは最も人気があり、半数以上の Django 開発者が実践しています。
Redis をキャッシュバックエンドとして使用する開発者は、他のキャッシング方法を使用する開発者よりも TypeScript を使用する傾向にあります。
PostgreSQL データベースユーザーは Redis と Memcached を好んでいます。
SQLite ユーザーの間ではファイルシステムのシェアが最も多く、ローカルメモリはその次に多くなっています。
GoeDjango バックエンドの使用は、データベースバックエンドの選択に大きく関連しています。
回答者の 80% 以上が admin または auth を選択しており、これらは 2 年連続で最も人気のある contrib アプリとなっています。
回答者の間で一般的なコアコンポーネントはモデルです。 Django ユーザーの 76% が選択しました。これは前年より 4% 高くなっています。
Djangoテンプレート
Jinja2
その他
なし
36%
37%
React
32%
37%
jQuery
25%
28%
Vue
16%
5%
htmx
8%
10%
Angular
2020 年にリリースされた htmx にさらに注目が集まっています。 この JavaScript フレームワークの使用率は 2021 年 8 月に実施された前回のアンケートから 3 倍になっています。 また、Alpine.js のシェアが 2 倍になっていますが、この値は具体的な結論を導くにはまだ小さすぎます。
昨年の結果に比べて jQuery のシェアが 5% 減少しています。
主力であったフレームワークのシェアが新たに登場したフレームワークに押され始めているのは注目に値します。
62%
68%
Bootstrap
22%
15%
Tailwind CSS
13%
14%
Pure CSS
9%
12%
Material Design/Lite
6%
6%
Bulma
Tailwind CSS のシェアが 15% から 22% と昨年比で 7% 増加しています。 Tailwind CSS を使用する開発者は、Bootstrap ユーザーよりも頻繁に Alpine.js、htmx、React、Vue などの JavaScript フレームワークを使用する傾向があります。 Bootstrap ユーザーは約 2 倍の頻度で jQuery を使用しています。
Django 開発者の半数は、非同期(async)ビューを書いています。 ただし、回答者が async テクノロジーを使用するかどうかは、必ずしも開発者の経験値とは関連していません。
Django 非同期サポートについてはこちらをご覧ください。
経験の多い開発者は、経験の少ない開発者よりもはるかに高い頻度で型ヒントを使用しています。 全体として、Django 開発者の 46% が型ヒントを使用しています。
非常に多くまたは頻繁に
たまに
少し、またはほとんどない
ない、または全くない
チームの規模が大きいほどソフトウェアを文書化する可能性が高く、大規模なチームが使用することの多い GitHub Pages などが使用されています。
より小さなチームは、より少ない頻度でドキュメントを公開しています。
主要
第二
この質問は、Python を第二言語として選択した回答者にのみ表示されました。
YouTube と Stack Overflow を最も利用しているのは、勤続年数が 2 年未満の開発者です。
勤続年数が 6 年以上になる開発者あ Django を学習する目的で YouTube を使用することはほぼありません。 主に djangoproject.com や Django News を読んでいます。
YouTube チャンネル
ブログ
ポッドキャスト
Twitter ハンドル
フォーラム
その他
58%
13%
3.10
51%
60%
3.9
36%
53%
3.8
17%
31%
3.7
8%
21%
3.6~3.0
公式の Python 開発者アンケートによると、Django 開発者は概して Python 開発者よりも最新の Python バージョンの使用を好んでいます。 特にバージョン 3.9 の使用が該当し、Python 全般(22%)よりも Django(51%)の方が 29% 高くなっています。
python.org にアクセスする開発者は、OS に付属する Python を使用する開発者よりも安定版リリースのたびに Python をアップグレードする傾向があります。
アジア圏の開発者は開発者全般よりも python.org の使用を 2 倍好んでいるのに対し(27% 対 13%)、ヨーロッパ圏の開発者は 22% 高く OS 付属の Python を選んでいます(55% 対 33%)。
55%
44%
venv
43%
55%
Virtualenv
42%
40%
Docker
21%
23%
Pipenv
19%
13%
Poetry
Poetry のシェアが 2021 年の 13% から 2022 年末の 19% まで 6% 上昇しています。
51%
35%
Black
28%
18%
isort
23%
30%
autopep8
19%
0%
コミット前
1%
2%
YAPF
昨年のアンケート結果に比べると、Black コードフォーマッターのシェアが大幅に増加しています(16% 増)。
43%
40%
Flake8
41%
26%
Black
33%
37%
PyLint
18%
14%
mypy
3%
4%
その他
Django ユーザーが最も使用している Python パッケージは Psycopg2 と Requests で、それぞれ 54% を占めています。
Requests はすべての Python 開発者に人気の高いプラットフォームであるのに対し、Psycopg2 は Django に限られているようです。
画像処理モジュールである Pillow は、経験の浅い開発者に人気を得ています。
AWS が 56% のシェアで北米・中米の開発者の一般的な選択肢となっています。
アフリカでは Heroku が 39% のシェアでトップとなっているのに対し、AWS は僅差の 37% で 2 位となっています。
さらに、PythonAnywhere への需要はアフリカと中東地区では 20%、アジアでは 19% となっています。 世界の他の全地域では、10% 未満です。
Linux
macOS
Windows(WSL あり)
Windows(WSL なし)
その他
42%
35%
GitHub Actions
28%
27%
GitLab CI
10%
12%
Jenkins/Hudson
8%
8%
CircleCI
2%
6%
TravisCI
GitHub Actions のシェアが昨年比でわずかに 7% 増加しているのに対し、Jenking と Travis CI のシェアはそれぞれ 2% 減と 4% 減になっています。
開発中にコンテナーを使用している
自分がビルドするアプリケーションを本番のコンテナーで実行している
CI/CD プロセスでコンテナーを使用している
使用していない / わからない
別の目的でコンテナーを使用している
バッキングサービスとユーティリティでの Docker コンテナーの使用率は、個人ユーザーや 10 名未満の小さな企業の間ではより低くなっています。
11 年以上の経験を有する開発者の 45% がシェル / pdb を使ってアプリケーションをデバッグしているのに対し、1 年未満の経験を有する開発者の場合はわずか 20%、1~2 年の経験を有する開発者の場合は 30% が使用しています。
Djangoユーザーは一般的な開発者の 2 倍の割合でフリーランサーです。このアンケートではフリーランサーが 11 % を占めているのに対し、総合開発者エコシステムではわずか 5%、Python 開発者アンケートでは 6% となっています。
9%
11%
1 年未満
15%
17%
1~2 年
22%
24%
3~5 年
21%
19%
6~10 年
33%
29%
11 年以上
今年の人口統計によると、2022 年のアンケート回答者の経験年数は昨年よりもわずかに高くなっています。
6%
8%
1 年未満
16%
21%
1~2 年
30%
31%
3~5 年
28%
24%
6~10 年
19%
16%
11 年以上
Django 開発者は小規模のチームで作業する傾向があります。
開発者の経験年数が多いほど、プロジェクトの数が増える傾向にあります。 経験年数の少ない開発者は一般的に 1 つのメインプロジェクトと複数のサイドプロジェクトか、1 つのメインプロジェクトにのみ従事しています。
より詳細にデータを分析したいですか? 匿名化されたアンケート回答をダウンロードして調査に役立ててください! 調査結果や分析データを Twitter に投稿してください。投稿の際にはハッシュタグ #djangosurvey を付け、@jetbrains と @djangoproject をメンションしてください。
このデータセットには Django Software Foundation の公式チャンネルからの回答のみが含まれています。 重複する回答や信頼性の低い回答を除外したこのデータセットには、djangoproject.com や DSF の Twitter アカウントなどの公式 Django チャンネルでのアンケート推進を通して 2022 年 9 月~10 月に収集された約 4,900 件の回答が含まれています。 アンケート結果が特定のツールやテクノロジーに一方的に有利にならないよう、回答の収集には製品、サービス、またはベンダー関連のチャンネルは使用されませんでした。
データは匿名化されており、個人情報や地理的位置情報は含まれていません。 また、回答者がコメント欄に記入した内容で個人が特定されないよう、自由回答式のフィールドはすべて削除されています。
アンケートの実施方法をより詳しく把握できるよう、データセット、アンケートの質問、アンケートのロジックをすべて公開しています。
Django Software Foundation と JetBrains を代表し、このアンケートにご参加いただいた皆様に重ねて御礼申し上げます。
ご質問やご提案がございましたら、surveys@jetbrains.com までご連絡ください。